マティス 自由なフォルム

博物館

マティス 自由なフォルム

港区六本木の国立新美術館で開催中の企画展
「マティス 自由なフォルム」
を見に行ってきました。

 

 

どんな企画展か (開催概要)

パブロ・ピカソと並んで、20世紀の美術の二大巨匠とされる
アンリ・マティス(1869年~1954年)。

強烈な色彩と大胆な表現が特徴のフォーヴィスム(野獣派)の中心的な画家です。

後半生は大半を南仏のニースで過ごし、アトリエでさまざまなモデルやオブジェを描く一方で、切り紙絵の制作にも取り組みました。

今回の企画展では、フランスのニース市マティス美術館のコレクション作品を中心に、切り紙絵に焦点を当てながら、絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料約150点を紹介しています。

メイ
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なかでも、マティス美術館が所蔵する切り紙絵の代表作の1つ
「ブルー・ヌードⅣ」や、フランスでの修復を経て日本初公開される大作
「花と果実」は必見です。

展示の最後には、マティスが晩年、自らの芸術の集大成として取り組んだ、ヴァンスのロザリオ礼拝堂を体感できるコーナーが設けられており、最大の見どころといえるでしょう。
*「展覧会公式ホームページ」を参照しました。

 

◆見どころ
1. マティスの愛した手法「切り紙絵」の作品を本格的に紹介
2. 4×8メートル、大作「花と果実」を日本初公開
3. マティスの芸術の集大成である、ヴァンス礼拝堂を体感

基本情報

1. 会期
2024年2月14日(水)~2024年5月27日(月)
注意:毎週火曜日休館
*ただし4月30日(火)は開館。

2.開館時間
10:00~18:00
毎週金・土曜日は20:00まで
*入館は閉館の30分前まで

3.会場
国立新美術館
〒106-8558  東京都港区六本木7-22-2
・千代田線乃木坂駅青山霊園方面改札6出口(直結)
・日比谷線六本木駅4a出口から徒歩5分
・都営大江戸線六本木駅7出口から徒歩4分

メイ
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規模、建物の美しさ、企画内容などの面において、
世界に誇れる日本の美術館!

Section1 色彩の道

最初のセクションでは、マティスの故郷であるフランス北部で描かれた作品や、フォーヴィスムの時代へ向かう頃に制作された作品が紹介されています。

故郷の法律事務所で働いていたマティスは、病気で1年間入院しました。
入院中に母親から買い与えられた絵具箱が、マティスの人生の転機になりました。

「絵具箱を手にした途端、これが私の人生だとわかった」

「本のある静物」

マティスは、絵を学ぶためにパリへ行き、ギュスターヴ・モローに学んだあと、南フランスへ向かい、そこで現地の色彩と光に魅了されます。

「本のある静物」1890年 ニース市マティス美術館
マティスの人生初の作品です。

 

「日傘を持つ婦人」1905年 ニース市マティス美術館
コリウールで描かれた、新印象主義の作品。ポール・シニャックから直接学んだ点描で描かれています。

「マティス夫人の肖像」1905年 ニース市マティス美術館 左の瞼にピンク、右の顔上部に緑、下部にオレンジなどが使われています。
色彩の効果を模索していたと思われます。

Section2 アトリエ

1921年(マティス52歳)以降、マティスは夏をパリやイッシーで、それ以外の1年の大半をニースで過ごすようになります。

また、1938年に引っ越した、ニースの高台にあるホテル・レジナのアトリエの一角を豊かな模様の布で囲って、オリエント風の調度とともにオリエントの衣装をまとわせたモデルにポーズさせて描くようになりました。
ルノワールからの影響のようです。

このセクションでは、アトリエで描かれた作品、アトリエを主題とした作品を中心に展示されています。

「ニースの嵐」1919年~1920年 ニース市マティス美術館

メイ
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今回展示されている作品の中で、とくに素敵だと思った作品の1つです。

おそらく、窓から海岸の風景を見て描いたものでしょう。
空と海は灰色で、白波が岸に激しく打ち寄せています。
2本のヤシの巨樹の葉が強風にあおられています。
手前に、傘をさして歩いている1人の人物が見えます。
傘のデザインと服装から、女性のようです。
静止画なのに動いているような、臨場感のある作品です。


会場には、アトリエで使われていた調度品などの展示もありました。

ヴェネツィアの肘掛け椅子 ドイツあるいはイタリア 19世紀
三日月を伴う蓋のある火鉢 トルコあるいはシリア 19世紀

「ザクロのある静物」

「ザクロのある静物」 1947年 ニース市マティス美術館
マティスは、窓と画面を重ね合わせるような構図を生涯に何度か描いています。

私は、この‘’窓シリーズ‘’(便宜上、勝手に名付けました)は、鑑賞者を絵の場所に連れていってくれるため、マティス作品の中で最も好きです。

‘’窓シリーズ‘’から今回唯一出品となったのが、この作品です。

窓から見えるヤシの木の形状から、この部屋は2階以上だと思われます。

テーブルの上のザクロ、右側の壁の女性のレリーフ、開かれた窓の3つがバランスよく配置されています。明るい外光と黒い壁面が対比されています。

ザクロは、丸いだけだとオレンジと見分けがつきにくいですが、一番手前の1個の断面を見せることで、鑑賞者がザクロだとわかるようになっています。

ザクロのみずみずしさと酸っぱさも伝わってくるようです。
ニースの明るさとのんびりとした雰囲気も感じられます。

「ポンパドゥール夫人」1951年 ニース市マティス美術館

この主題はマティスのお気に入りだったのでしょうか。

以前にマティスによる同じ主題のポスターを目にしたことがあります。

以前に見た作品と今回展示されている作品を比較すると、美しく弧を描く眉、大きな目、鼻筋の通った容貌、厚めの唇などいくつか一致する特徴があります。

フランソワ・ブーシェの「ポンパドゥール夫人」の肖像画からのイメージなのか、またはマティス独自のポンパドゥール夫人のイメージなのかもしれません。

 

Section3 舞台装置から大型装飾へ

このセクションでは、衣装デザイン、壁画、テキスタイルの領域におけるマティスの仕事を紹介しています。

マティスは、1920年に、パリのオペラ座で公開された舞台「ナイチンゲールの歌」の舞台装置と衣装デザインを手掛けました。

展示室では、舞台の映像と衣装を見ることができ、多くの人が映像に見入っていました。

マティスは、1930年に、アメリカのバーンズ財団の壁画の注文を受け、15メートルを超える壁画に、ダンスを主題としてダイナミックに動く人物を描きました。

【豆知識】ダンスの主題は、マティスが、コリウールの海岸で地元の漁師が輪になって踊っていた様子を見たことがきっかけで生まれたといわれています。

Section4 自由なフォルム

ここでは、マティスが晩年取り組んだ、切り紙絵の作品を中心に紹介しています。

「ピエロの埋葬」

「ピエロの埋葬」1947年 ニース市マティス美術館
マティスの切り紙絵の中で私が最も気に入っている作品です。

馬車を引く馬の体のラインの特徴がよく表現されており、上部には ‘’生命の木‘’ のモティーフが配置されています。

タイトルは「Pierrot’s funeral」。
Funeralとは葬儀、葬列、告別式などを表わす単語です。
亡くなったピエロを入れた棺を馬車に載せて墓地へ運んで行くところでしょうか。

「花と果実」

「花と果実」1952年~1953年 ニース市マティス美術館

メイ
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5枚のカンヴァスがつなげられたサイズ全体が縦4.1メートル、横8.7メートルの大作です。

両端に、柱頭をもつ青い柱が配され、4枚の花弁をもつ花と、3つの果実のデザインが反復されて画面が構成されています。

右から二列目の花のデザインだけは、5枚の花弁をもつ花が縦に4つ並んでいます。

大作ですが、主題が明るくてかわいらしいものなので、威圧感はまったく感じられません。

ところで、切り紙絵とは

切り紙絵とは、色を塗った紙をハサミで切り抜き、それらを組み合わせて制作する絵のことです。

マティスは、1941年、72歳のときに大病で手術をしました。
手術後、ベッドの上か車椅子での生活を余儀なくされ、切り紙絵に取り組むようになりました。

しかし、体力的な理由からだけではなく、色紙をハサミで切り取ることで色彩表現とデッサンを同時に行うことができる切り紙絵に、マティスは自身の芸術の新たな可能性を見出したといえるでしょう。

切り紙絵の制作方法

1.紙に色を塗る
  アシスタントが、紙に、グアッシュという水性絵具で色を塗ります。

2.切る
さまざまなサイズのハサミを使って色紙を切り取っていきます。

3. ピンで留める
切り取られた紙を配置し、ピンや画鋲、細い釘などを使って固定し、図案を作ります。
小さなサイズの作品は台の上で作業しました。
大きなサイズの作品は、アシスタントが、マティスの指示に従い、
切り取られた紙を金づちとピンを使って壁に固定しました。

4. トレースする
切り取られた色紙の配置が終わると、その位置関係を記録するために
トレースが行われました。
*トレースとは、原図の上に薄紙を載せ、敷き写しをすることです。

5. 取り付ける
1950年~1951年までは、切り取られた形は、部分的に糊をつけて
下層の紙に接着されていました。
1952年には、裏打ちの技法を使い始めたことによって、切り紙絵を安全に保管し、額装し、
運搬することができるようになりました。
※裏打ちとは、作品本紙の裏に紙を貼り付け、シワやたるみを防いで補強することです。

「展覧会公式ホームページ」より一部抜粋。

 

Section5 ヴァンスのロザリオ礼拝堂

ここでは、マティスが晩年に取り組んだ南フランス・ヴァンスのロザリオ礼拝堂の建設と室内装飾を紹介しています。

マティスは、1948年~1951年にかけて、南フランス・ヴァンスのロザリオ礼拝堂の建設と室内装飾に着手しました。

この計画は、マティスの人生で最も壮大な計画であり、報酬はゼロで、費用はすべて自己負担
だったので、相当な覚悟をもって取り組んだことが想像されます。

そのうえ、取り組んだときマティスは既に79歳と高齢で、何度も大病を乗り越えた体であり、疲労のため目が見えにくくなったこともあったそうです。

礼拝堂のステンドグラスは、マティスの切り紙絵をもとにガラス職人が制作しました。

また、マティスは、20点の司祭服もデザインしました。
マティスは、この礼拝堂の仕事を、自らの人生の最高傑作とみなしています。

近代建築四大巨匠の一人、ル・コルビュジエは、この礼拝堂について、
「すべてが喜び、清澄、若々しさ」と述べ、勇気をかきたてられた、とマティスに賛辞を書き送っています。

会場では、礼拝堂の模型→ステンドグラスの展示→司祭服の展示、そしていよいよ、礼拝堂内部の空間の再現展示へと進んでいきます。

左手に大きなステンドグラスがあり、その手前に信者の席、そして正面を見ると、大理石の階段を上がったところに祭壇があります。

祭壇の上には、現地と同じように6本の燭台が並んでいます。

現地では、中心に十字架のキリスト像があります。

祭壇の奥に‘’生命の木‘’のステンドグラス、向かって右に聖ドミニクスの大きなタイル壁画があります。

1日の光の変化を3分間で体験できるように照明が工夫されており、あまりの美しさに、小さく歓声があがっていました。

平日の午前中の訪問だったためか比較的空いており、ゆっくり鑑賞することができました。

ある方が、ル・コルビュジエのロンシャン礼拝堂と並んで最も美しい教会建築だと絶賛していたロザリオ礼拝堂。

ヴァンスは、フランス南東部プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏アルプ=マリティ
ーム県にある都市で、ニースからバスで70分かかる場所です。

メイ
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おそらく一生、訪問することはかなわないでしょう。

今回のこの展示は、主催者、美術館、ニース市マティス美術館などの関係者のみなさんの協力に
よって成立した貴重なまたとない機会です。

メイ
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実際に鑑賞してみて、期待以上のとても素晴らしい空間でした。

ロザリオ礼拝堂の内部の写真と比較すると、細部まで忠実に再現されていると感じました。

たとえば、ステンドグラスは青、緑、黄色で彩色されているのですが、外光がステンドグラスを通して白大理石の床に当たると、ラベンダーと淡いターコイズブルーのような、とても美しい色彩に変化するところも、実際の礼拝堂の写真と同じでした。

本に掲載されている写真でこの礼拝堂を見たとき、壁画の聖ドミニクスがなぜ線だけで描かれているのだろうかと思いましたが、実際に見て理解しました。

太陽光の移動とともに、聖ドミニクスの足元からステンドグラスを通した色彩が上がっていき、自然の絵具が彩色するのです。

メイ
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この礼拝堂を訪れる人は、その美しさに感動し、幸福な気持ちに包まれることと思います。

終わりにールノワールを追いかけて

「読書するふたり」

「読書するふたり」ピエール=オーギュスト・ルノワール

 

 

 

 

 

1941年、72歳のときに大病で手術をし、以後、ベッドの上か車椅子での生活を余儀なくされたマティス。
その後も、芸術家としての活動を止めることなく、切り紙絵という新たな手法に挑戦しました。

さらに、1948年~1951年、79歳~82歳のときに、ヴァンスのロザリオ礼拝堂の建設に取り組みました。

完成時がマティスの死のわずか3年前です。

マティスは、礼拝堂の仕事に、自身の芸術の集大成として命をかけて取り組んだといえるでしょう。

相当の覚悟が必要だったはずで、心配して止めた人もいたかもしれません。
それでも挑戦し、やりとげた勇気に頭が下がる思いです。

何がマティスの原動力になったのかと思ったとき、
ルノワールのことが浮かびました。

マティスは、1917年、48歳のときにニースで冬を過ごし、近隣のカーニュにいたルノワールを初訪問しました。

翌1918年、49歳のときルノワールに自作を見せました。
以後、1919年末のルノワールの死まで、頻繁に訪問しました。

メイ
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優しくて社交的な性格だったというルノワールのことですから、自分を慕って訪ねてきてくれた28歳年下の画家を、あたたかく迎えてくれたことでしょう。

メイ
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 以前に、テレビで、晩年のルノワールが、リウマチで絵筆が握れなくなり、手に絵筆を縛って楽しそうに描いている貴重な映像を見て感動したことがあります。
マティスもその姿を目にしていたはずで、死の直前まで芸術家でいる姿に感銘を受けたのではないかと考えています。

マティスは、ルノワールの姿を見て勇気づけられ、最後まで芸術家でいようと思ったのではないでしょうか。

 

ミュージアム・ショップ

ミュージアム・ショップでは、展覧会公式グッズを多彩に取り扱っています。

展覧会の図録

展覧会の図録です。過去イチ美しい装丁の図録です。
厚さが約3センチあり、少し重いので、遠方から来館する方は、要注意です。

 

 

 

 

 

卓上カレンダー

卓上カレンダー。4月はじまりで、カレンダーと絵の部分が別々なので、その日の気分で好きな絵にできるというところが斬新です。

他にもバラエティに富んだグッズを取り揃えています。

詳しくは、展覧会公式ホームページをご参照ください。

 

 

レストラン、カフェ

レストランやカフェも美術館の魅力の1つです。
国立新美術館には、3つのカフェと1つのフレンチレストランがあります。

1. 地下1階 カフェテリア カレ 営業時間 11:00~16:00
2. 1階 カフェ コキーユ 営業時間 10:00~18:00
3. 2階 サロン・ド・テ・ロンド 営業時間 11:00~18:00
4. 3階 ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ
営業時間 ランチ 11:00~14:00 ディナー 16:00~21:00

ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ

サロン・ド・テ・ロンド

 

 

 

 

 

 

 

 


このうち、ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼでは、
     「マティス 自由なフォルム 特別ランチコース」を提供しています。

前菜 鴨フォアグラと玉ねぎのロースト    ポルト酒のソースとビーツのピューレ

 

 

前菜 鴨フォアグラと玉ねぎのロースト
ポルト酒のソースとビーツのピューレ

 

 

 

 

アンリ・マティス「ロカイユ様式の肘掛け椅子」

 

アンリ・マティス「ロカイユ様式の肘掛け椅子」

 

 

 

 

 

魚料理 真鱈と帆立貝のポワレとホワイトアスパラガスブールブランソース

 

 

魚料理 真鱈と帆立貝のポワレとホワイトアスパラガスブールブランソース

 

 

 

 

アンリ・マティス「森の中のニンフ(木々の緑)」

 

アンリ・マティス「森の中のニンフ(木々の緑)」

 

 

 

 

 

肉料理  牛頬肉の赤ワイン煮込みニース風  マカロニグラタンとポーチドエッグ添え

 

肉料理 牛頬肉の赤ワイン煮込みニース風 マカロニグラタンとポーチドエッグ添え

 

 

 

 

 

アンリ・マティス「本のある静物」

 

アンリ・マティス「本のある静物」

 

 

 

 

デザート  昔ながらのゴーフルと色々な果実  バタフライピーのクリームとフランボワーズのクーリー

 

デザート 昔ながらのゴーフルと色々な果実 バタフライピーのクリームとフランボワーズのクーリー

 

 

 

 

 

アンリ・マティス「花と果実」

 

 

アンリ・マティス「花と果実」

 

 

 

 

*使用した写真は、「ロカイユ様式の肘掛け椅子」と「森の中のニンフ(木々の緑)」はブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼのメニューの写真、他はすべて、自前の絵葉書、ポスター、レプリカ、カレンダーのものです。

 

≪参考文献≫
・「マティスー自由なフォルム」展公式図録
・「岩波アート・ライブラリー アンリ・マティス ジャズ」岩波書店 2009年
・「はじめてのルノワール」 (株)求龍堂 2021年
・「もっと知りたい マティス」 東京美術 2016年

 

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