― 大川美術館で、ピカソの陶芸の魅力を発見しました ー
◆所在地:群馬県桐生市小曽根町3-69
◆TEL:0277-46-3300
◆観覧料:一 般 1,000円、 高大生 600円、小中生 300円
◆開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
◆休館日:毎週月曜日(月曜祝日の場合は火曜日)、年末年始(12月28日~1月3日)、
その他臨時休館あり。
◆館内施設:カフェ(2F)営業時間11:00~15:50、
ショップ(5F、フロントに併設)/開館時間内営業、図書室(2F)、
庭園(2Fのカフェテラスから出入)
梅雨が明けて、まだ本格的な猛暑がはじまる前の平日の午前中に、大川美術館へ行ってきました。
現在群馬県内は緊急事態宣言ですが(8/20~9/12予定)、今から約1か月半前の緊急事態宣言発令前に鑑賞してきました。
群馬は田舎だからと油断してましたが怖いですね。新型コロナウイルスのデルタ株 (+_+) 。
さて、本題入りますね!
これから4回にわけて大川美術館を紹介していこうと思います。
ということで第1回目です。
大川美術館は、群馬県桐生市水道山の中腹にある私立の美術館で、桐生市出身の大川栄二氏が約40年に渡って収集した日本・海外の作家の作品を収蔵・展示しています。
コンセプトは、「逢いたいときにいつでも逢える名画の館」です。
美術館の公式サイトには、
「『絵は人格』であると考え、その『人脈』をたどるユニークな展示をコレクションの中から常設している」と書かれています。
この文章を読んで思い当たったことがあります。
常設展示の中に、ピカソの「水差し」という陶器の作品があるのですが、この作品がとてもかわいらしくて、単なる“モノ”ではなくて、心を持った“モノ”だと感じたのです。
ピカソってあのパブロ・ピカソ?? 陶芸?? って思う方もおられるかもしれませんが、実はピカソは油彩だけでなく 陶芸作品への絵付けをたくさんおこなっているのです。
そしてその作品は愛くるしく、大川美術館で出会った「水差し」も とても愛くるしく表情豊かでまるで心を持った生命体のようにわたしに接してきたんです。
あくまでわたしの感じたことなので、本当のことはわかりませんが、鳥(ふくろう?)をイメージしたかのようなデザインで、その 真ん丸でふくよかな ボディーに、柔らかさの象徴である丸を淡い茶色で表面に配置、上部の水差し部分には大きく優しいつぶらな目と小さな鼻と口が描かれており、「会えてよかったよ」 と語りかけているようで(このへんは、なんとも都合がいいことで)とても愛おしく感じました。
大川氏からも、美術館のスタッフの皆さんからも、「人格」を備えた“モノ”として大切に扱われてきたからこそ、そのように感じたのだと思いました。
このような作品と逢えることはとても幸せなことです。
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